結婚式
2008年 06月 04日親しくさせてもらっているお友達のCさん。オマーン人とご結婚された日本人のかた。
Cさんから親戚の結婚式に誘われました。
オマーン人の結婚式は、結納式、ヘンナパーティー(ヘンナの葉をとって乾燥させ粉末に
して少量の紅茶などを混ぜ、新婦の手足に装飾を施す儀式で女性のみのパーティー)、
ミルカ(男性のみで行われるモスクでの式)、そして結婚式(男女別々に行われるパーティ)
数回にわたり行われます。
イスラムの慣習で、結婚していない男女はデートなど一緒に出歩くことができないの
ですが、ミルカの後は、戸籍上夫婦となるので、新生活の準備品購入などでやっと
一緒に出かけられることになるそうです。
結婚式でびっくりしたのは、ゲストは私のような見知らぬ外国人であっても誰でも歓迎
されること。招待状はCさんから受け取りまたびっくり。
かわいいドレスの巾着袋に招待状が入っています。
夜の8時半ごろからゲストが集まり始まり、アラビア音楽が大音量でかかっている会場
のテーブルにつくと、係りの人がお菓子やデーツ、飲み物を配り歩きます。
今回の結婚式の会場はとても広く、ゲストも500人以上というから驚きです。
しかも全員が女性です。そして彼女たちの着飾った姿は、普段の黒いアバヤ姿からは
想像できないくらい、派手でお化粧も濃く気合が入っています。
プロのカメラマンしか撮影を許可されていなかったので、写真が取れなかったの
が残念ですが、この雑誌のモデルさんのように目まわり黒くくっくり、アイシャドウ
緑や赤でペインティングといった感じ。もともと目鼻立ちくっきりの、オマーン人なので
まるで舞台化粧のようです。
席について30分ぐらいたつと、花嫁さんの登場です。カメラマンをひきつれて
真っ白なウェディングドレスで登場します。ただしここでは新婦一人です。
お花のアーチをくぐり、一番前の席へ。本当に綺麗な方でした。
ここで花嫁さんの写真撮影タイムです。日本だとお友達と写真の取りあいになるのに
誰一人カメラを持っている人はいません。
プロのカメラマン(女性)だけ。いろんなポーズで延々と撮影にはいります。
その間、ゲストはお食事の時間。テラスに用意されたビュッフェへ。
花嫁さんの撮影中も音楽に合わせて踊りだす人たち、食べながら歓談する人たち。
食べたらさっさと帰る人もいます。
終了時間30分前ほどなると場内の新郎の入場を知らせるアナウンスが始まると、
場内の雰囲気は一転します。
なぜならば・・・新郎とともに新郎の家族(男)の入場があるということ=彼女たちは
アバヤやスカーフで髪をぴったり覆わなければなりません。
今までの派手派手ぴかぴかの華やかな色から一転黒っぽい色に早変わり。
音楽とともにオマーン衣装に短剣をさし、長剣を持った新郎が入場。
新婦と二人で前に並んで写真撮影。
ここで式は終了です。家族親族はこの後、場所を変えてお祝いの席があるよう
です。しかし500人以上の女性客ばかりのところへたった一人新郎が入ってくるなんて
とても緊張することでしょうね。
会場を出たのが夜中の12時。普段見れないオマーン人女性の陽気な部分と、
ドレスコレクションやアラブ最新ファッションがみれて、貴重で楽しい体験でした♪
by pittoresque
| 2008-06-04 19:24
| マスカット便り